日本

ヨーロッパで誕生し、広まった石鹸ですが、日本に伝わってきたのは16世紀のことです。種子島に鉄砲が伝わってきたころと同じ時代にポルトガルから伝わって来ました。ポルトガル語でシャボンと呼ばれていたので日本でも第二次世界大戦前くらいまではシャボンと呼ばれていました。

このころのシャボンはとても貴重な高級品でした。一部の将軍様や大名しか手にすることが出来なかったそうです。今のような洗剤としてよりは下剤として使われることが多かったようです。

国内で販売されるようになったのは明治6年のこと。1本10銭で棒状のものが販売されるようになったのです。しかしその品質は本場のものに比べると今ひとつだったそうです。 明治23年には国内で最初の製造メーカー、「花王」が誕生します。桐箱に3つ入って35銭で販売されました。これは当時はとても高価なものでした。

明治後半になるとようやく庶民にも買える値段になって来ました。そのころから洗顔や入浴、洗濯などに石鹸が日本でも使われるようになったそうです。

また、上等な石鹸の代名詞としては「マルセル」という名前が使われていました。商品名によく使われていたそうですがこのマルセルというのはフランスのマルセイユのことです。